コラム

 公開日: 2016-02-21 

エネルギーを自給する

昨日、NHK番組「日本人は何を目指してきたのか・未来への選択」で

家庭のエネルギーの変遷を紹介していました。

家庭のエネルギーを自給していた時代が

ほんの数十年前まであったことを再確認することになりました。

それは私の実体験からも思い出せる時代です。





この住まいは約25年前に建てさせていただいたOMソーラーの住まいです。

実は現在止まっている(故障中)omソーラーを

如何に復活させるかの相談、検討中です。

復活の様子は改めてご紹介したいと思います。



今回ブログで書きたかったのはこの住まいの裏山のお話です。

工事当時を思い出します。

この住まいは明治時代の家の建て替えでした。

お知り合いの解体(土建業者さん)業者さんが従前の家の解体を請け負いました。

その解体中に裏山に火がつき消防車出動騒ぎがあったのです。

幸いにもボヤ程度で収まったようでしたが、

原因は解体業者さんのたき火だったかも知れません。

(今では現場のたき火はありません)



かつて裏山にはたてに20本の筋がひかれていたそうです。

その筋の意味をうかがうと「日本人のエネルギー自給生活」が見えてきます。

20本の筋は20年のサイクルを表わしています。

当時、家庭の燃料《エネルギー源としてのまきや炭》の多くは近くの林から

調達していました。

そのために里山では雑木林を育成し,大切に管理されていたことはよく知られています。

20本の筋は裏山の雑木林の切り出しサイクルを管理する為のものでした。



「1年ごと筋に沿って木を切って燃料にしていたのですよ」

「翌年は横の筋に移っていき20年で一回りするのです」

とお話を伺い・・・・里山の暮らしと雑木林の関係がこんな身近にも・・・

「なるほどなあ」・・・

工事させていただいた当時は気付かなかったけど、たき火が裏山に引火するほどの環境《雑木林》が

まだそこにあったということですね。



燃料がまきから石油、ガスに変わってからは

上の写真(竹林に変わっている)でも確認できるように里の景色はあっと言う間に変わっていきました。



テレビでは家庭の消費エネルギーが1985年代から一気に増えていった様子を

グラフにしていました。

1985年といえば、育暮家ハイホームスが創業した年でもあり、

当然、1985の数字には敏感になります。



エネルギー自給率の低下は将来への不安となり、原発建設を推し進める要因になったと解説されていました。

戦後間もなくまでほぼ100%のエネルギー自給が1960年あたりで50~60%位となり

1985年ごろには10%を割り、今では5%ぐらい?なのでしょうか。

再生可能なエネルギーへ加速する中、新しいスタイルの省エネも始まっています。

私たちが進める1985運動もその一つです。

1985運動では1985年代の家庭のエネルギーで暮らすための



omソーラーの復活相談が発展し、身近なエネルギー自給時代を考える機会になりました。

改めて省エネや温暖化対策が叫ばれるこの時期、日本人の暮らし物語を振り返ることは

とってもいいことで学ぶことがたくさんあると思いました。

どちらの家庭にもどの住まいにもそれぞれの物語がありますね。

※育暮家にも30年の小さな物語があります。

エネルギー自給を語る時、おじいちゃん、おばあちゃんの「我が家の物語」は欠かせません。

それはその物語には次世代の子供たちに向けて

たくさんの素敵なメッセージが含まれているからです。




育暮家移築古民家藤枝「青野さんっち」にて

育暮家はいほーむすのホームページはこちらから
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静岡県藤枝市青南町2丁目8-7
        育暮家ハイホームス

この記事を書いたプロ

(株)育暮家ハイホームス [ホームページ]

一級建築士 杉村喜美雄

静岡県藤枝市青南町2丁目8-7 [地図]
TEL:054-636-6611

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