コラム

2014-05-16

OMソーラーと太陽光発電点検

育暮家はいほーむすが建てた「OM+太陽光発電の家」の点検を行いました。
OM歴14~15年になるお住まいです。外壁の塗装と合わせての点検です。
ハード部分は一定の時期(10年位)を過ぎると交換が必要な時期に入ります。
これは家電やその他の機械設備と変わりません。OMも太陽光発電もメンテナンスが必要になると言うわけです。





現在のOMソーラーのキャッチコピーは『これからは太陽で床暖房』です。
OMソーラーが世に出た25年前、太陽エネルギー活用では温水プールなどが
目立っていました。太陽光発電もパイオニア精神或いはマニアックな方がリードし
少しずつ住まいのエネルギーとして利用され始めていました。
そんな時代ですが、突然現れた『太陽で床暖房・OMソーラー』は注目の的でした。
私たちも半信半疑で取り組みを始めましたが、既に30年の歴史を刻む技術に
なりました。すべてに満点とはいきませんが、太陽で空気を暖め換気し
床から住まいを暖かくするしくみは、住まいの健康が問われる時代に入り
ますますニーズに応える技術だと思います。
OMはスタートして10年目あたりから「エネルギー自給住宅」を提唱してゆきます。
私たちも刺激を受けました。





今盛んに叫ばれるゼロエネ住宅よりもっと先進的で多岐にわたる提案でした。
OMと太陽光発電の取り組みはこのころから本格化したのです。OMはキャノンと組み
アモルファスタイプの屋根一体型のシステムを開発しました。
育暮家はいほーむすもこのシステムを使ったOMソーラーの家を建てました。
現在ご使用いただいている太陽光発電はしっかり機能していてほっとしています。

今回の太陽光発電の点検、部分メンテナンスの経験を通し感じたことがあります。
メーカーのキャノンさんの対応です。キャノンは数年前太陽光発電から撤退して
います。ですが、メンテナンスには責任を持って対応してくれているのです。
先進技術は浮き沈みが大きいところがあり、メーカーは縮小、撤退を繰り返し流動的になりがちで当然のごとく対応の質に差がでます。
目先の価格だけで営業合戦が続く太陽光発電の営業、それだけにメーカー
選択は大切だと強く思います。
もうひとつ合わせて考えておきたいのがハードの分散化です。住宅設備のハードは出来るだけ機能ごと分散させ、部分ごと、パーツごとにメンテナンスを可能にしておくことをお勧めします。住宅での高設備装備化が進行し15年余り過ぎようとしています。
様々な故障が発生するなか、ここからその検証が始まるんだなあと感じたOMソーラーと太陽光発電点検の点検でした。

OMソーラーは設備ですか?の問いに
OMは設備としてのハード部分を持っています、が、私たちOMを扱う工務店は
OMは暮らし方や考え方に支えられた必要最低限のハードと考えています。
暮らし方や考え方が優先するのです。OMは名称を当初のOMソーラー協会からOMソーラー株式会社に変わりメーカーとしての責任を果たそうとしています。
ただ、他のメーカーや組織と異なる点は地域の工務店がメーカーを支えている点です。たとえ倒産OM工務店が出たとしてもみんなでメンテナンスをカバーし合うしくみが出来ています。OMのある暮らしや考え方をつないでいく為のハードのケアです。
そこにOMが単なる設備「ハード」ではないと言える裏づけがあるのです。

時代が移るなか住まい手もつくり手も世代交代が進みます。30年を超していく技術をつなぐ方法はOMらしさ、OMアイデンティティの共有、継承にあると信じています。





これはOMが作成した当初のパンフレットです。
OMが再度キャッチコピーを原点の『これからは太陽で床暖房』におくのは
そんな意味からではないかと私は思います。
 
 育暮家はいほーむす 杉村 喜美雄

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