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コラム
公開日: 2016-01-30
成年後見制度の限界を補完するための活用
成年後見制度の限界を補完するための活用
成年後見制度の限界を補完するための活用
―いわゆる“後継ぎ問題”(あるいは“後継ぎ遺贈問題”)
成年後見制度と財産管理機能のみをもつ信託とを併用することで、
様々な事情に対応することが可能になります。
成年後見制度は、本人の財産管理だけではなく、
本人の身上監護
法律行為の代理など
様々な権限を後見人に与え、
その代わり家庭裁判所が後見人を監督する制度ですが、後見人の負担が大きいケースも多いです。
そこで、親族が後見人になっているケースにおいては、
身上監護を後見人が担い、
財産管理を信託受託者が担う
という役割分担をすることで、
親族後見人の負担を軽減することが可能です。
また別の観点からみると、
信託制度を併用することで、
親族後見人への監督機能
(親族後見人へ毎月一定の生活費を給付することで後見人の不透明な生活費の流用を防ぐ)
をもたせることが可能になります。
さらには、被補助人や被保佐人が自分で資産を浪費してしまうことを防ぐために、
信託制度を活用して
一部の財産を隔離し、
本人の財産の減少を回避することを図ることも可能です。
岩田相続・不動産事務所
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