コラム

 公開日: 2013-05-23  最終更新日: 2014-07-18

行方不明者や未成年者の相続分は?

いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。
『家族の絆を守る相続・遺言のプロ』の永井宏樹です。

以前のコラムで遺産分割協議は『相続人全員の合意が必要』と書きました。

これは必ずしも同じ場所に集まらなければいけない訳ではなく、
電話・メールでも意思表示(自分の希望)ができ、最終的に遺産分割協議書に署名・押印できれば良いです。

しかし、行方不明であったり、認知症・未成年等で意思表示ができない等
どうしても遺産分割協議に参加できない場合もあります。

今回は、そんな時の『相続分がどうなるのか?』といったお話です。

行方不明者等がいて遺産分割協議が出来ない場合

相続人が行方不明・事理弁識能力が低い(認知症等)・未成年の場合などは、
遺産分割協議で自分の希望を言うことができません。
遺産分割協議が成立しないと、不動産の名義変更等もすることができません。

どうしたらよいのでしょうか?

このような場合には、該当する相続人に代わって
行方不明者 ・・・・ 不在者財産管理人
認知症等 ・・・・ 成年後見人
未成年者 ・・・・ 法定代理人(親等)、特別代理人
が遺産分割協議に参加することになります。(この方々を代理人等と呼びます)

代理人等が遺産分割協議に参加する場合の注意点

代理人等は、基本的に家庭裁判所によって専任されます。
(実際には、候補者を記載して伯父さんなど身内の方がなることも多いです)
利益相反になる人(同じ相続人等)は、なることができません。

代理人等が遺産分割協議に同意する場合、原則『法定相続分の確保』が必要です。
また法定相続分が確保されていない遺産分割協議書は、家庭裁判所が認めてくれません。

行方不明の兄弟・認知症の母・幼い子供も 原則、法定相続分が確保されます。

相続人に行方不明者がいる場合の事例

代理人等の相続分
この場合でも、
行方不明の弟Bには、法定相続分(1/2)の権利があります。
現金だけでは法定相続分に満たないので、自宅の一部も弟Bが相続することになるでしょう。

※ 兄Aが自分の財産から代償金を払えば、自宅を相続することができます。

代理人等の相続分まとめ

遺言がない場合、
行方不明者・未成年・認知症の方は、代理人等によって法定相続分が確保されます。

『弟は行方不明だから、遺産なくていいよね!』
『2次相続を考えて、認知症の母の相続分は減らしておこう!』
『障害をもった子供に、多額の遺産はいらないだろう!』

こういった勝手な都合は、基本的に認められません。

プロからの一言

相続人の中に行方不明者・未成年・被成年後見人がいる場合には、
相続人の実情にあった相続をすることは、難しいことが多いです。

残された家族にあった相続をするには、遺言を書いておくことが一番です!
(代理人等に同意を得ることなく、名義変更等が可能になります。)

しかし、遺言を書いてあっても、遺留分を侵害することはできません。
行方不明者がひょっこり出てきて遺留分を主張された場合には、遺留分は渡さなければいけません。
遺留分は、しっかりと残しておきましょう!


相続手続き・遺言作成・相続対策・セミナー講師の申込みは こちら (相談無料)

土日無料相談会も毎月開催中! お申込みは こちら から
問い合せバナー
『事務所の紹介』『お客様のこえ』は http://www.nagasoku.com/

「事務所の日々の奮闘blog」は http://www.nagasoku.com/blog/

『マイベストプロの取材記事』は http://mbp-shizuoka.com/nagai/

「いいね!」と思ったら「ツイート」「おすすめ」もお願いします。

この記事を書いたプロ

袋井相続FPサポート ながい事務所

行政書士 永井宏樹

静岡県袋井市山科3377番地の3 [地図]
TEL:0538-42-5079

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
サービス&料金案内

 当事務所では、お客様が安心して業務を依頼して頂いけるよう、見積書を提示・納得頂いてから業務に着手しております。

事務所紹介と強み

『私たちは、すべての活動の原点をお客様の安心な生活とし お客様のニーズに答えられるよう誠実に業務を行います。』

 
このプロの紹介記事
袋井相続FPサポート ながい事務所 永井宏樹さん

相続について、真心と不動産・金融知識でトラブル回避(1/3)

 相続は、残す側も残される側も頭の痛い問題が多いという昨今、特に遺産の中でも扱いが難しいのが不動産のようです。 遺産のうち、不動産が占める割合は全国的には5割程度、静岡県ではそれ以上を占めると教えてくださったのは、相続・不動産アドバイザー...

永井宏樹プロに相談してみよう!

静岡新聞社 マイベストプロ

『安心・感謝の相続』へ、とことんサポートします!

会社名 : 袋井相続FPサポート ながい事務所
住所 : 静岡県袋井市山科3377番地の3 [地図]
TEL : 0538-42-5079

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0538-42-5079

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

永井宏樹(ながいひろき)

袋井相続FPサポート ながい事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
求人募集はじめました。
イメージ

いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。『家族の未来をつくる相続対策・遺言のプロ』の永井宏樹です...

[ 事務所の近況 ]

ホームページが新しくなりました。
イメージ

いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。『家族の絆を守る相続・遺言のプロ』の永井宏樹です。2週...

[ あいさつ・お知らせ ]

ランクインしました!
マイベストプロランキング

いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。『家族の絆を守る相続・遺言のプロ』の永井宏樹です。早いも...

[ あいさつ・お知らせ ]

コラム目次(遺言編)
イメージ

いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。『家族の絆を守る相続・遺言のプロ』の永井宏樹です。遺言関...

[ コラム目次 ]

コラム目次(相続編)
イメージ

コラムの数も多くなってきたので、コラム目次を作成してみました。今後も分かりやすいコラムを心掛けて参りますの...

[ コラム目次 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ