コラム

 公開日: 2013-03-11  最終更新日: 2014-07-18

一の谷形兜の秘密

関が原の戦い、天下分け目の戦いで鎬を削った東軍の甲冑

関が原の戦い、天下分け目の戦いで鎬を削った甲冑、
東軍の総大将、徳川家康公の「黒漆塗一の谷形大釘後立兜」


↑四角い部分が「一の谷」

兜には、頭頂部に「一の谷」を備え(写真の四角い部分)
後には長さ1メートルもの木製の大釘を形だった装飾を
つけています。


↑一の谷の後が大釘

なぜ、このような大きな釘をかたどったものを兜に
取り付けているのか、不思議に思いませんか。
この釘には、大きな思いがあったのです。
釘は物を打ち貫くことから、武士が戦場で力を発揮できるよう
にとの縁起担ぎをしていたようです。



普通は「一の谷」は、「一の谷」のみ、
釘は釘のみが多いようですが、双方を取り入れた兜は珍しく、
このダイナミックさは、やはり徳川家康公らしい。
他の武将もあやかって、この「大釘後立」の兜を作り、
願いを込め愛用していたようです。
このように斬新で奇抜な形が好まれたのも
この時代の特徴である。


なるほど、こうして見ると
鋭く長く伸びた大釘と、一の谷の双方を取り入れたことにより
徳川家康公らしい威圧感と王者の風格を感じます。


↑ハッピーロード飾り

写真の甲冑は、雄山作の徳川「家康公具足」
鎧の小札はすべて銀色に彩色した牛皮でできている。
瀟洒な甲冑にハッピーロードを飾ると、なんだか優しく
インテリアスな感じがするね。

プリンセスミネンコ
焼津  北村人形  
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